No.47
     平成24年 10月 1日(月)

 平素より弊社をお引き立ていただき有難うございます。
 今年ももう10月ですね。朝、夕は寒いと思う季節になりま
 した。風邪などひかないように、気をつけてください。
 今月は、ステンレス鋼についてお知らせしていますので
 ご覧ください。
 ※テレビ朝日の報道ステーションで、1月に放送された
 「常識を覆す金属パッキン」は、弊社のホームページで
 ご覧いただけます。http://www.toki-eng.com



ステンレスってどんな金属?

 ステンレス鋼とは、JISでSUS(Steel Special Use Stainless)と定義され、「耐食性を向上させる目的で、鉄を主成分と
 してCrやNiを含有させた合金鋼で、一般的にはC含有量が1.2%以下、Cr含有量が10.5%以上の合金鋼」をいいます。
 ステンレス鋼の優れた耐食性は、表面に形成される「不動態皮膜」によって与えられます。
 この皮膜は、10~30Aの均一で薄い科学的に安定した酸化被膜であり、表面キズなどにより破壊されてもすぐに修復
 される利点をもっています。
 ステンレス鋼の優れた耐食性の源である不動態皮膜も長期間、特殊な環境下に置かれると腐食することがあります。
 水槽環境下で起こりうる腐食として①孔食 ②隙間腐食 ③応力腐食割れがあります。これらの対応策としては、それ
 に適した対策鋼種を選択する必要があります。水槽に使用する主な鋼種としては、SUS304、SUS316、SUS316Lなど
 があります。

 ステンレスの鋼種で一般に判別できるのは2種類で、磁石につくものと、つかないもの(磁性の有無)になります。
 磁性のある鋼種は、記号ではSUS430のように4百番台の数字がつきます。主要添加元素がクローム(Cr)のみのもの
 金属的には、フェライト系・マルテンサイト系の2種類に分かれます。クロム系ステンレスという場合もあります。
 SUS材の中では比較的安価なため。用途上問題がなければコスト面で採用されます。
 磁性のない鋼種は、記号ではSUS304のように3百番台の数字がつきます。主要添加元素がクローム(Cr)とニッケル
 (Ni)です。オーステナイト系ステンレスと呼びます。ニッケルが入ることで、耐食・耐熱性が向上します。価格は上記
 フェライト系ステンレスより高価です。

 厳しい加工や溶接で素材が変質した部分は、磁性を帯びたり腐食しやすくなります。その他にSUS304・SUS430の
 2鋼種をベースとして、数種類の元素を少量添加して様々な特徴をもったステンレス(鋼種)がつくられています。
 目的に応じて、モリブデン・硫黄・マンガン・銅・チタン・ニオブなどが添加されています。また各鋼種において、炭素
 (カーボン・C)の含有量を微量に抑えたローカーボン材があります。炭素は、素材の強度(硬さ)を左右するとともに
 腐食や割れなどを起こす原因となる元素です。炭素量を低減して、耐食性を高めたものが、ローカーボン材です。
 記号の最後に、SUS316LのようにL(エル)をつけて表します。少し柔らかめの材料になります。ステンレスの比重
 (質量)は鋼種によって違い、7.70~8以下です。 SUS304が比重7.93ですので、鉄の重さ(7.85)とほぼ同じです。
 板厚1mmで1m×1mの板の重さが7.93Kgになります。



SUS304の特性

 SUS304(別名18Cr~8Ni、18クロムステンレス)は、ステンレス鋼材のうち 耐熱鋼として最も広く普及している
   鋼種の一つです。 耐食性、溶接性、機械的性質が良好なことで知られます。

 化学成分
SUS304の成分、組成(単位%)
材料記号 Si Mn P S Ni Cr Mo Cu N
SUS304 0.08
以下
1.00
以下
2.00
以下
0.045
以下
0.030
以下
8.00~
10.50
18.00

20.00
- - - -

元素記号 名称 英語名 原子番号 備 考
炭素 Carbon 6 ラテン語のcarbo(木炭)が由来
Si ケイ素 Silicon 14 ラテン語のsilex, silicis(フリント)が由来
Mn マンガン Manganese 25 ラテン語のmagnes(磁石)が由来
P リン Phosphorus 15 ギリシャ語のphosphoros(光をもち来るもの)が由来
S 硫黄 Sulfur 16 ラテン語のsulphurが由来
Ni ニッケル Nickel 28 ドイツ語のkupfernickel(偽りの銅、悪魔の銅)が由来
Cr クロム Chromium 24 ギリシャ語のhroma(色)が由来
Mo モリブデン molybdenum 42 ギリシャ語のmolybdos(鉛)が由来
Cu Copper 29 ラテン語のcuprum(キプロス島起源の)が由来
N 窒素 Nitrogen 7 ギリシャ語のnitron(ソーダ)とgenes(源)が由来

SUS316Lの特性

 18Cr-12Ni-2.5Mo-低C型の材料で、SUS316の極低炭素鋼です。 性質は 316の耐粒界腐食性を強化したのも
   です。用途は同様に海水をはじめとする耐食性、耐孔食性が必要な場所で使われます。

 化学成分
SUS316Lの成分、組成(単位%)
材料記号 Si Mn P S Ni Cr Mo Cu N
SUS316L 0.08
以下
1.00
以下
2.00
以下
0.045
以下
0.030
以下
10.00

14.00
16.00

18.00
2.00

3.00
- - -


ステンレス・パッキン、 ノンパッキン・フェルール のステンレス鋼種
TOP-P ステンレス・パッキン  TOP-F ノンパッキン・フェルール 
サイズ タイプ 鋼材種(SUS)
8A   A SUS316L
10A   A SUS316L
15A   A SUS316L
20A   Koyo SUS316L
1.0S   G SUS316L
1.5S   A,B,G SUS316,SUS316L
2.0S   A,B,G SUS316,SUS316L
2.5S   A,B SUS316,SUS316L
3.0S   A,B SUS316,SUS316L
3.5S   A,B SUS316L
4.0S   A,B SUS316L
4.5S   A SUS316L
5.0S   A SUS316L
サイズ 鋼材種(SUS)
1.0S SUS304, SUS316L
1.5S SUS304, SUS316L
2.0S SUS304, SUS316L
2.5S SUS304, SUS316L
3.0S SUS304, SUS316L
3.5S SUS304, SUS316L
緑色の鋼材種は、特注品となります。

  御注文のサイズ、数量によってはお届けに
  日数をいただく場合がありますのでご了承
  ください。



耐震/安全 継手
              TOP-P ステンレス・パッキン    TOP-F ノンパッキン・フェルール

「メタルは漏れる」 から「メタルは漏れない!」 新しい技術のステンレス製パッキンです。
11Hzの強い振動下でも漏れません。 従来のサニタリー規格のゴムパッキンと同じサイズを品揃えしておりますので
入れ替えていただくだけで 「移香」が無く、「ゴムパッキンの異物混入」も無く、安心・安全です。
また、ノンパッキン・フェルールは、管接続部のパッキンを必要としない仕口継手ですから耐震性が高く、また作業効
率の向上と異物混入による事故を防止します。

ステンレス・ブラインド パッキン

   ステンレス・ブラインドパッキンは、穴の加工調整により「オリフィス」として流量調整用にもご利用いただけます。

Back Number 

      TOKi通信 No.1とNo.2は、HTMLではなくメールだけの配信でしたので、No.3~No.46 を掲載しています。
      下の画像をクリックしてください。TOKi通信バックナンバーのページが開きますのでご覧いただけます。


 ゴムパッキン、ガスケット、リングを使っている配管設備の部品を、パッキンレス化しませんか?
 リング・ゴムパッキンを使用せずに組み立てることが可能なパーツにオーダーメードでご提案いたします。
 「固定の継手箇所」から、安全・安心な配管設備に替えてみませんか?
 ご相談、お問い合わせ等をお待ちいたしております。

                                      TOKiエンジニアリング㈱ 商品開発部

TOKi engineering TEL (092) 452-8678


   ECO 環境に優しい配管プラント

  ●ゴムやシリコンのパッキンは、年間3万トン以上、焼却処分されております。
    ステンレスパッキンは、劣化が少なく、長期間繰返しご利用いただけますし 
    ノンパッキン溶接フェルール(継手)はパッキンを使用しませんので環境にも
    やさしい配管プラントです。
 
 


    商品カタログ ダウンロード (カタログの画像をクリックしてください。ダウンロードのページが開きます。)

以前お知らせしましたステンレスパッキンの取扱いについてはこちらからご覧いただけます。
TOP-P ステンレスパッキンの取扱いについて [漏れが発生した時のチェックポイント!]



  今月の哲人のことば

              一番肝心なことは、人間として成功することだ。
                                      松下 幸之助 


※ステンレスは、雑菌が繁殖しにくい材質ですので、清潔に使用することができます。なお頻繁に交換が難しい
高所、高温、高圧な危険な箇所に適しています。 分解洗浄は簡単になり、CIP洗浄は、時間を短縮できます。



これからも、ステンレス・パッキンをよろしくお願いいたします。



 TOKi通信はステンレスパッキンやノンパッキン溶接フェルールをご利用いただいていているお客様と資料ご請求やお問い
合せを頂きましたお客様にお送りしています。 今後弊社からのメール配信がご不要のお客様は、誠にお手数とは存じます
が配信担当の中山(nakayama@toki-eng.com)までその旨ご連絡いただきますようお願い申し上げます。




TOKiエンジニアリングのホームページはこちらからご覧になれます。



※TOKi通信に関するご質問やご感想などについては下記宛までメールにてお送りいただければ幸いです。
E-mail : toki_engineering@toki-eng.com





 TOKi エンジニアリング株式会社